こんにちは、ユウです。
ユーチューバーは稼げなくなったらどうするのか?
こういった書き込みをよく目にします。
おそらくこれを言う人の考えは
YouTubeの広告収入の仕組みが変わったり、
YouTube自体がなくなったらどうするのか?
という意味で言っているのかと思います。
ただ僕は本質はそこではないと思います。
ユーチューバーは将来稼げなくなるのか?
僕はYouTube自体は10年20年後も
残っているかはわからないけど(たぶん残る)、
今いる多くのユーチューバーは消えると思います。
それを今からお話します。
やや抽象的な話も交えますが
マーケティングの視点からも勉強になると思うので
ぜひ読んでみてください。
ネタ系のユーチューバーが消える理由
まず、
YouTubeの視聴者(つまりお客さん)は
ユーチューバーの何に価値を感じているか?
そこから考えます。
ざっくりいうと娯楽です。
彼らの仕事はエンタメを提供することです。
彼らの提供している価値は
芸人や、あるいはアイドルのような職業に近いです。
もちろんこれも社会の価値の1つですが、
いわゆる人気商売ともいえます。
つまり、「ユーチューバーは生き残るか?」
これは、「いまテレビで見ている芸人さんが10年後も生き残っていると思いますか?」
と考える部分に近いです。
人気商売ということは
いつか人気がなくなるかもしれないと考えるのは
いたって自然な発想だと思います。
お笑い芸人をみればわかるとおり、
人気の移り変わりは激しいです。
これはユーチューバーにも当てはまります。
今最前線にいるネタ系のユーチューバーも
5年後10年後には他にもっと面白いやつが出てくれば
そっちにお客さんが流れる可能性は十分にあります。
これ超大事で、ビジネスをするときには
「自分の競合となりうるもの」
これを考えることはかなり重要です。
一昔前であれば
芸人は今よりももっと人気でしたが
ユーチューバーが出てきたことで
世間の人気はかなりそっちに流れましたよね。
娯楽、エンタメという分野で
同じ価値を提供しているライバルの出現です。
あとライバルというのは
同じジャンルで出てくる人間だけでなく
さらに抽象度を上げて考えることもできます。
たとえば娯楽。
僕が子供の頃の娯楽はテレビが主流でした。
食事中や
たとえば恋人と家で過ごすときの時間の使い方は
テレビを見るというのが1つでした。
けどそれも
スマホやSNSが出現したことによって、
スマホゲームをやったり、
Twitterやインスタグラムをやるなど
娯楽の時間の使い方が変化しています。
つまり芸人のライバルは、
スマホゲームやSNSとも言えるのです。
ユーチューバーも同じです。
今はスマホで動画をみるのは主流ですが
もしかしたら今後それが変わって、
たとえばVRがかなり発展したり、
娯楽の時間の使い方が変わる可能性は高いです。
自分の提供している価値(ユーチューバーだったら娯楽)とそこに競合が出てきたときに、じゃあユーチューバーだったらユーチューバーは生き残るのか?と考えるのです。
娯楽っていうのは
かなり移り変わりが激しい分野です。
僕の個人的なイメージだと
今いるネタ系のユーチューバーは
ほとんどいなくなってるんじゃないかと思います。
生き残るユーチューバー
逆にじゃあ
どういう人間が生き残る可能性が高いのか?
というのを考えます。
それはお客さんに
深い価値を提供しているジャンルです。
(深いという表現がいいかは微妙だけど)
ようは例えば、
人間のお金を稼ぎたいという欲求は
おそらくなくなりません。
綺麗になりたい、モテたいとかも
おそらくなくなりません。
マズローの欲求5段階説でいうところの
自己実現欲求とか承認欲求とかそういうところです。
僕がやっているビジネスも
こういう部分の価値提供がほとんどです。
なので僕は
世間で言われるユーチューバーではないし
フォロワーの数も多くないけど、
お金を稼げるし安定もしています。
ここから少し抽象的で
わかりにくい話になるかもですが
同じようにこういった部分の
価値を提供しているユーチューバーは
今後も消えにくいとおもいます。
僕が思う生き残るユーチューバーは、
単なるネタ系ではなく、
ジャンルに特化して
お客さんに深い価値を提供するビジネスとして
活動しているユーチューバーです。
もちろん彼らも
動画単体では飽きられるかもしれません。
けど商品やサービスを提供したり
有料、無料のお客さんを住み分けしたり
コミュニティとして機能させることで
長く生き続けます。
ようはお客さんの問題解決にまで
深く仕組みを作っていることです。
YouTube単体だと難しいです。
なぜならお客さんとのつながりが
「無料で動画を見る」だけだからです。
たとえば
有料のコンテンツを売るというのは
日本ではあまり良く思われていませんが、
実際は有料商品を売ることは
無料のお客さんと有料のお客さんを比べたときに
明らかにつながりが濃くなりますし、
お客さんとしてもお金を払って
より大きな価値を受けとり
幸せになれるという構図が生まれます。
ニキビを治したい。
じゃあお金を払って商品を買い
ニキビが治った。
単純に幸せになる構図です。
僕がお客さんだったらファンになるし
もっと深く繋がりたいですし、
他にもいいサービスが出てくれば
また買いたいとも思います。
商品を売るかはべつとして
このようにお客さんに
深い問題解決を提供する仕組みを作ること。
ビジネスの視点から考えても
生き残るユーチューバーです。
みていると、今いるユーチューバーで
視聴者(お客さん)と深い構造を作るような
ユーチューバーは多くはないと思います。
料理系であればファンクラブやオンラインサロンのようなものを作り、定期的に料理教室などを開く。
あるいは店舗を借りて自分ブランドの料理教室を立ち上げたり、飲食店をやるとか。
そこでたとえば
自分の動画に出てくる料理を出したり
自分のトレンドとなるような小物を使えば、
そこで動画との結びつきが生まれます。
料理を食べにきた人が
YouTubeで動画を見るようになったり、
逆に動画を見ていた人が
実際にご飯を食べに行ったり
料理教室に行ったり。
たとえばこのように
お客さんと自分との繋がりを濃くして
深く価値提供していく仕組みを作ることです。
そうしなければ
いつお客さんの興味が移り変わってもおかしくないです。
ネタ系でも生き残りやすいユーチューバー
あとネタ系でも
僕が生き残りやすいと思うユーチューバーです。
それはストーリーを作っている
ユーチューバーです。
たとえばちょっと前だと
キングコング梶原さんのカジサックは
登録者100万人いかなければ
芸人をやめるといって活動していました。
これも背景はストーリーです。
僕もそうだけど視聴者は
100万人いくのかなと期待感を持ちながら
一緒にカジサックのストーリーを楽しみました。
人気商売の移り変わりは激しいけど、
このように応援される夢や目標をかかげて
視聴者も巻き込むストーリーがあると人気が続きます。
このあたりはビジネスと同じです。
応援されたり共感されるような
ストーリー、世界観を作れると強いです。
なのでもし僕が
ユーチューバーをやるんだったら
自分の性格や過去のエピソードを共有したり、
応援されるような目標を作ったりします。
さいご。これからビジネスで生き残っていくには
お客さんの悩み解決に特化した
ユーチューバーは生き残りやすいと話しましたが、
それは僕らも同じです。
おそらくこれからの先の未来も
人間の根本的な欲求は変わりません。
もしかすると
日本人全員が働く必要がない未来が来て
お金を稼ぐという欲求がなくなったり、
あるいは現実とバーチャル世界が融合されて
ゴーグル付けて
自分のアバターを操作する世界になったら、
そしたら人類はみんな部屋に引きこもって
髭ボーボー、毎日すっぴん、
自分のアバターに課金しまくって
現実世界の外見なんてどうでもよくなるとか
そういう可能性もなくはないと思います。
けどまだ先の話だと思います。
僕らが生きているうちは
お金を稼ぐことに価値があるし、
自分の外見を磨くことに価値があると思います。
自動翻訳機もありますが
外国語を習得したり、
スキルを習得することにも意味があると思います。
なので
自分の与えてる価値は何なのか?
考えることは重要です。
娯楽なのか?
人間関係なのか?
お金や自己実現なのか?
外見や内面の変わりたいという欲求なのか?
ひまつぶしなのか?
そしたら時代が超絶変化しない限りは
どんな競合がいて、
安定するかどうかもだいたい予想できます。
ビジネスの本質的なものは変わりません。
たとえば僕のビジネスは
メールからの売上がほとんどを占めてます。
今だにメールです。
つまり本質は変わらないから
メッセージの手段はたいして問題じゃなく
メールであろうと稼げます。
世の中から
ネットという通信手段がなくならない限りは
正直ずっと食っていける自信があります。
ビジネスの原理原則を勉強して
売る力をつけて
その上でネットという発信の場があれば
商売ができるからです。
なので
どこまでいっても僕は本質思考だし
それが最も安定すると思います。
ユーチューバーには
当たったときの爆発力がありますが、
安定性を求めるならビジネスの視点を
もっとつきつめて学ぶ必要があると思います。
なので
ユーチューバーは稼げなくなったらどうするのか?
というのはたしかに正論だけど、
むしろビジネスに上手く利用しているユーチューバーは
今後も発展していくでしょうね。
今回話したような
価値提供やお客さんとのつながりの構造は
ユーチューバーも僕らも全員が
目指していくべきだと思います。
ちょっと抽象的になりましたが、この辺で。